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佐伯祐三/パリの街角(1898-1928)



作年 1927年

技法 油彩、カンヴァス

サイズ 52.0×64.0cm


三十歳の若さで、フランスで客死した大阪出身の画家です。1923年に東京美術学校を卒業し、翌年フランスへ渡りました。フランスに滞在していた1924年1月から1926年1月までの間に、画家の里見勝蔵に紹介されて、パリ郊外のオーヴェル=シュル=オワーズでフォーヴィスムの代表的な画家であるモーリス・ド・ヴラマンクに助言を受けます。この出会いは、それまで東京美術学校などで学んだアカデミックな作風を捨て去り、ヴラマンクやユトリロに傾倒したものへと変化しました。本作が描かれた時期は、おもにパリの石壁などをダイナミックに描いています。

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