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活気ある休息/ワシリー・カンディンスキー(1866-1944)




Animated Repose/Wassily Kandinsky


制作年 1923年

画法 油彩、カンヴァス

サイズ 58.5×70.2 ㎝


 モスクワに生まれたカンディンスキーは、モスクワ大学で経済、法律、政治を修めますが、1895年、同地ではじめての印象派展でモネの「積み藁」を見て感動し、翌年、画家を志してミュンヘンへ赴きました。第一次世界大戦が勃発するとロシアに戻りますが、自由な芸術活動の統制と社会主義レアリスムへの流れが強まると、再び祖国ロシアを後にして、1922年ドイツ、ワイマールのバウハウスに赴任し、新たな使命に情熱を傾けました。

 抽象絵画理論の体系化を推し進め、制作の面でも計算し尽くした美というものを追求しました。カンディンスキーの作品はコンポジション(構成)の時代から、円の時代、さらに具体芸術の時代へと変貌を遂げていきます。

 本作は、コンポジションの時代にあたる作品で、幾何学的要素が強まり、色面が意識されています。三角形、円、楕円、市松模様など様々な形が描かれていますが、形も色も調和がとれていて、見る人の想像力を喚起させる作品です。

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