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鮭図 / 高橋由一 (1828-1894)




制作年 1879-1880年

技法 油彩、板

サイズ 85.9×24.6cm


高橋由一は、1877年(明治10)前後に集中的に鮭を描いたといわれています。それまで、絵画のモチーフとして考えられていなかった鮭でしたが、由一に傾倒した多くの画学生が、この主題に取り組みました。そのため、この時代に描かれた「鮭図」は多く存在します。その中で、由一の真筆とされているのは、東京藝術大学、山形美術館(寄託)、そして笠間日動美術館が所蔵する3点です。いずれも、鮭の頭やうろこの光沢、肉や骨などが克明に描かれ、由一の優れた技術を見ることが出来ます。

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